【イベントレポート】 JAWS-UG 横浜支部 #15 に参加してきました!
3/20(水)に行われた JAWS-UG 横浜支部 #15 のイベントレポートです!
今回はMedia-JAWSとのコラボ企画!
その名も・・「Media-JAWS #0 〜メディア✕AWSスペシャル〜」 ということで、会場も放送局のようなセッティングに!
Media-JAWSというだけあって本格的なライブ配信も行われましたよ〜
そもそもMedia-JAWSって??
Media-JAWSは、メディアの世界でAWSをどのようにして活用しているか情報を共有していくためのコミュニティとして設立予定です。 今回は設立前のプレイベントとして、メディア✕AWSの内容で勉強会が開催されました!
AWSを利用したライブ配信構成まとめ:アイレット 土田さん
社会人4年目+インフラエンジニア=土田さんからは事例を交えながらライブ配信の構成についてお話してもらいました。
- ライブ配信を行う際の構成としては3つ
- ①AWSベーシック構成(EC2, CloudFront, S3など)→ そこまで要件に厳しくないお客さん向け
- ②AWS+有償製品(Wowzaなど)→ いろんなデバイスで配信したいなどの要件があるお客さん向け
- ③AWS Media Services フルマネージドサービス → 未実装の機能はある(自動フェイルオーバーの機能がない)が案件の引き合いは増えている
さっぽろ雪まつり配信におけるMediaLive失敗談:北海道テレビ 三浦さん
なんと今日のために北海道から駆けつけてくれた三浦さん。 さっぽろ雪まつりを5G 4Kでライブ配信したときの失敗談についてお話してくださいました。
- MediaLiveでは4K配信できず。。jstreamを使って実現した。
- jstreamを使って配信をすることに決まったあと、MediaLiveのチャンネルを削除するのを忘れてとんでもなき請求が来てしまった・・
- ライブ配信を行うのに雪をショベルカーで掘って、パイプの中に配線を通している映像には驚きました!
Media ServicesとAIを利用した字幕付きライブ配信:テレビ東京 段野さん
今回のMedia/JAWSの発起人である段野さんから字幕付き配信のお話をしてもらいました。
- リアルタイム字幕には「Closed Caption」と「リアルタイム変換」の2種類がある
- Closed Caption:特定のインターバルごとにまとめて字幕を表示する
- リアルタイム変換:字幕生成したタイミングで随時表示する
- 目指すカタチは、Closed Captionで表示し、クラウドで処理を完結させ、字幕変換はAIで!
- 字幕付き配信のデモでは、少し誤訳があるものの、ほぼしゃべってる内容に差がありませんでした!日産のゴーン社長が「5分」と訳されるなど、誤訳も面白く、会場は笑いに包まれていました。
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あなたの知らない怖い話 ~メディアコンテンツに迫る魔の手~:IMAGICA Lab. 蜂須賀さん
身の毛もよだつお話をしてくださったのは蜂須賀さん。 メディアコンテンツのセキュリティに関するお話をしてくださいました。
- S3に置くファイル名はファイルの中身が特定されないものにする
- 配信を行う際は、CloudFrontで署名付きURLで
- 画面録画に対する対策としては透かしを入れるなどして漏えいしたユーザーを特定できるようにする
- メディア限定のセキュリティというわけではなく、IT・AWSに関わっている人ならやってしまいがちなことが多く耳の痛い話ばかりでした、、
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DXGWは海外映像配信で使えるのか?MediaConnectの事例を交えながら:NTT東日本 里見さん
里見さんからは通信キャリアの方ならではの海外にコンテンツ配信するときのお話をしてくださいました。
- ダイレクトコネクトGW(直接海外へ配信する)よりも、VPC Peeringで海外に配信したほうが安定している
- MediaConnectの検証がまだ未完了とのことで次回のMedia-JAWSでの発表に期待!
- ダイレクトコネクトを使った検証は通信キャリアの方ならではのお話で大変貴重でした
もっと詳しく聞きたい!という方はこちら
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参加していただいた方も半分くらいはメディア業界で働いているというJAWS-UGでも珍しい顔ぶれとなりました。 次回のMedia-JAWSは4月下旬を予定しているそうなので、興味のあるかたは是非ご参加ください!