7/25 Slack Dev Meetup Tokyo #1 に参加してきました!
Slack API のデベロッパーコミュニティが立ち上がり、今回は記念すべき第 1 回目の開催ということで行ってきました!
めちゃくちゃおしゃれ〜
今回のテーマは「App ディレクトリにアプリを公開しよう」ということで4人の方が登壇していました!
Bolt⚡〜最も簡単な Slack アプリフレームワーク〜:瀬良 和弘さん(@seratch_ja)
Slack Japan 初のパートナーエンジニアとして活躍されている瀬良さんからは、今年 4 月末にリリースされた Slack アプリの作成をサポートするフレームワーク「Bolt」についてお話してくれました。
- Bolt は TypeScript で作られているフレームワーク
- とりあえず動かしたい場合は Heroku でやる方が簡単
- Lambda を使ってやるなら Serverless FW を使うのが良い
- Slack は 3 秒以内に応答しないとタイムアウトになってしまうので注意!
- 3秒以内にレスポンスを返すために・・
・メインの処理は別の Lambda を用意する
・StepFunction を使う
瀬良さんが作ったサンプルアプリがこちらです↓ qiita.com
失敗しない Slack アプリの作り方~高 UX 実現のためのBlock kit の使いどころ~:田辺 晋一さん
NAVITIME さんで初めての Slack アプリを作った話をしてくれた田辺さん。
- NAVITIME が Slack アプリを作成した理由
・ビジネスパーソンの移動簡略化
・ビジネスコミュニケーションコストの削減
・全世界での移動をサポート - ユーザーの入力した文章を AI で自然言語解析(LUIS)
- 要件として、ユーザーが使い慣れた UI を Slack でも実現する必要があった → Block Kit を使ってアプリと変わらない視認性を実現!
- Block Kit Builder でデザイン設計していくと良い
Block Kit api.slack.com
Block Kit Builder
https://api.slack.com/tools/block-kit-builder
田辺さんの資料はこちらです↓
www.slideshare.net質疑応答では、「現在位置を取得して乗り換え検索はできないのか?」という質問がありましたが、「Slack では現在位置を取れる機能はまだない」とのことでした。
Slack App を App Directory に公開するまで:合谷 拓樹さん
合谷さんからは、カオナビで行なっている全社アンケートや評価などを Slack で行えるようにした話をしてくださいました。
- Slack アプリを作成した理由は、メール通知しても担当者がメールを見ないという要望から
- Slack は今やただのチャットではなく、出退勤も経費精算など人事労務の業務を効率化できる
- 2週間くらいかかると言われた App Directory の申請は半日で通った!(でも余裕を持ったスケジュールにしておいた方がいい)
- 企画時よりも1.3倍の工数がかかった
Slack をチャットからワークスペースに替える活用方法+(多分世界最速) AWS Chatbot のデモ:吉田 真吾さん(@yoshidashingo)
なんとイベント当日に発表された AWS Chatbot の最速レポートをしてくれた吉田さん。
- AWS Chatbot は DevOps のために必要なアラートを「通知」する Bot を簡単に組み込めるサービス(現在はまだβ版)
- CloudWatch のアラームの通知ではグラフのキャプチャも Slack に送られる!
- サポート対象外の AWS サービスから SNS 通知は Slack に送信されない
- 自動作成される IAM では権限が足りないので追加する必要がある
番外編
以前下記のブログを書いた際・・ coxcox.hatenablog.com
Google Apps Script から Slack API を実行した時、 1️⃣の絵文字がなぜか「:1:」だとうまく表示されず「:one:」だと表示されるということがあり、瀬良さんに質問してみました!
瀬良さんからは以下のような回答をもらいました。
あくまで検索のときには「1」でマッチしているだけに見えますね。一応、リアクション絵文字でも「1」をつけようとしてみたけど、API は invaid_name というエラー応答になりますね。絵文字の名前としては「one」だけが正しいのではないかと。
ということで、Slack API を実行する時は、絵文字の名前を指定するようにしましょう〜!
Block Kit を利用することで、Slack 上のボタンをクリックするとダイアログが表示されたりとかなり複雑な UI を表現できるのが驚きでした!
仕事ではメールよりも Slack を使う機会が増えてきているので、自分でも Bolt を使って便利な Slack アプリを作ってみたいと思います!